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昼前に給油した時、コック戻すのを忘れていた

しばらく悩み、地図を眺める、行くのも戻るのも大して変わらないかな?
しかも、頂上までさほどないから、その後は下りだべ~などと、軽い気持ちで、そのまま進む事にした(甘かった)
バイクを前後左右に振り、残りのガスで何とか再始動。
これで後10キロくらいは走れる、、はず

頂上を越え、下りはニュートラのアクセルオフで走ること十数キロ
ついに完全停止!
メットをホルダーに下げ、タオルを頭に巻き押し始める

押し歩きして10分、全身から汗が吹き出るそれにつられて、蚊やアブが全身を取り巻く
手で振り払おうにも、両手が塞がっているので上手くいかない、タバコをくわえ、煙をふかしながら歩く、多少は効果があった
そうこうしながら歩くこと5キロほど行ったところに、工事現場の看板が見えてきた。

あそこなら、ガソリンか混合油があるはず
淡い期待を胸に先を急ぐ、しかし、世の中そんなに甘くない
工事の看板だけで、工事はまだ始まっていなかった

一気に意気消沈
ちょっとした広場があったので、その場でしばらく休憩し、今日はここでキャンプするかな~と考えていた。

「もう6時過ぎたしな」

などと考えながらタバコをふかしていると、一台の車が急停車、ソアラのシャコタン(古
「やべ!ここ立入禁止だったか?」
車から、金髪リーゼントのお兄さんが降りてくる

「あんたさ~」
「は、はいすいません今出ます」
「いやいや、そうじゃなくて」
「へ??」
「ずっと押してたしょ?だからガソリン買って来たよ」
「えっ!!!」
「はいこれ」
と、トランクから5Lのオイル缶を出して来てくれた
「あ、ありがとうございます
「いやいや、俺も昔乗ってたからさ~それから、この先のスタンドに話してあるから○○から紹介されたって言えば店閉まっててもガソリン入れてくれるから」
「本当になんてお礼を言ったらいいか、有り難う御座います」
「いやいや、いいって、困った時はお互い様でしょ」

と言って彼は、車に乗り込んだ、俺は車に駆け寄り

「あの、これ少ないですけど」と千円を差し出す
「いらないよ、今度誰かが困っていたら、あんたが助けてあげな」

と片手を挙げて、走り去って行った、爆音を響かせながら




あれから十数年、今でもあの辺りを走るときは、彼の事を思い出す。

彼に言われたように、スタックしている車や事故車を見つけると、時間が許す範囲で助けるようにしています。
そして、お礼を差し出そうとする人には

「いらないよ、今度誰かが困っていたら、あなたが助けてあげてください」、と

1997年初夏の出来事でした












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