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椰子の木が床板を貫いているウッドデッキに出ると、そこから川平湾の綺麗な海が広がっていた





タバコを取り出し、灰皿はどこかと辺りを見回すと、
一人の女性が建物側の椅子に座り海を眺めていた

『こんにちは、タバコいいですか?』  軽く会釈しながら、ジッポを取り出す
「どうぞ、私も吸いますから」  と、細いメンソールを取り出す彼女

その脇には、シャコ貝(だと思う)の灰皿が数個置いてあった

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その灰皿を一つ取り、彼女から少し離れた椅子に座る

『ここの景色良いよね』 
タバコに火をつけ、海を見ながら彼女に話しかける

「良いでしょ~、石垣に来たらいつもここに泊まるんです」 
軽く日焼けをした彼女の指からメンソールの香りが立ち上る

彼女をどこかで見たような気がするが、よく思い出せない

『よく来るんですか?』
「いえ、三回目です」
『三回?観光で?』
「いえ、ダイビングなんですよ、今まではツアーで友達と来てたんですが」
「今回初めて一人で来ました」
『そうなんだ、初めての一人旅?』
「そうなんですよ、思いっきりダイビングしたくて、会社辞めてきちゃいました」

笑うと益々誰かに似ている

『俺も同じ、会社辞めてバイクで一人旅』
「どこから来たんですか?」
『北海道からだよ、君は?』
「北海道!!? 私は静岡です」
「わたしも昔ハーレー乗ってましたよ」
『ハーレー!!?凄いね、今は乗ってないの?』
「今はダイビングにはまっちゃって、ハーレーも売っちゃいました」
『そうなんだ~』


それからしばらく世間話をしていると、もう一人客がデッキに出てきた
彼もダイビングをしに来ていて、明日帰ると言う
彼女がその人に、海の状態などを聞いている

タバコを消し、デッキの手すりに寄りかかり海を眺めていると
彼が荷物の整理をすると言って、部屋に戻って行った

『夕飯まで時間あるから、少し散歩でもしない?』
「いいですよ、丁度買い物に行こうと思ってましたから」

それじゃ行きましょうと、彼女と宿を出る

少し日が傾き涼しくなってきた、それでも27度くらいはあるだろう

しばらく歩くとスーパーがありそこで、水、お茶などを買い込む、彼女は洗剤などを買っていた
スーパーを出ると、ブルーシールアイスが売っていたのでそれを買い、食べながら再び歩く
スーパーの裏手に小さな公園がありそこのベンチに座り、暑さで溶けるアイスを食べながら
また、話をする

溶けだすアイスに苦戦する彼女を見て、思い出した

『あのさ、気に障ったらごめん、オセロの松島に似てるよね』
「よく言われます、いやじゃないですよ」

そう、最初に会ったときどこかで見たような気がしたのは、そのせいだったのだ

少し照れたような笑顔で彼女が続ける

「昔ホテルのフロントやってた時なんて、一日に何十回も言われましたよ」
「私の顔みて、小声で話してるんですけど、全部聞こえてるっての」
『いや、そんだけ似てたら誰でも言うよ、笑うとそっくりだね』
「それもよく言われる、だから向こうがパーマかけたら、私はストレートにしたりして」
「多少は意識して、変えてるんですよ」
「最初は嫌だったけど、慣れました」

そっか、やっぱり嫌なんだ、、、、

『なるほどね~、結構大変だね』

それから旅の話になり、北海道を出てからの事を掻い摘んで話した

「やっぱり、人生一度きりだから好きなことしたほうがいいですよね」

目を輝かせながら彼女が言う

「やっぱり思い切って来て良かった、実はさっきkitaさんに会うまで少し不安だったんです」
『なんで?』
「ちょっと後ろめたいと言うか、帰ってからどうしようか?とか、一人で考えてたんです」
「でも、kitaさんと話して、やっぱり間違ってなかったんだって思えた」
『俺も同じだよ、旅に出て、敦賀に下りてから吹っ切れた』
『最初は不安だったけど、フェリーの中で他のバイク乗りと話して気が楽になった』
『みんな、旅の最初は不安になるんだね』
「そうですね」

笑顔で彼女が言う



それから宿に戻り部屋に行くと彼女は隣の部屋だった

洗濯物を部屋に干し、窓から海を眺め食事の時間を待つ


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[食事の用意ができました] と、館内放送が流れる


下に降り、食堂に行くと彼女も降りてきた

『一緒に食べようか』
「いいですよ」

二人でデッキに出て、テーブルに着く

『せっかくだから、二人の出会いを祝して、ビールでも飲まない?』
「いいですね、飲みましょう」

ビールを頼み、乾杯する

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周りの客もみなオリオンビールを飲んでいた

俺たちの他には、老夫婦が一組、OL二人組みとさっきのダイバーが一人の7人

食事を終え、みんなで談笑しているとようやく日が落ちてきた、やはり日本の最西端に近いので北海道より日が沈むのが遅い

日が落ちしばらくすると、へんな泣き声がしてきた

????なんだろうと思っていると

「やもりですよ、ほらあそこの壁」

と、彼女が指差す

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やもりって鳴くんですよ!!知らんかった!!


それからしばらくして、綺麗な月が出てきた、みんな写真を撮っている

一通り写真を撮り終えると、一人二人と部屋に戻っていく

「じゃあ、私も部屋に戻ります」
『はい、また明日ね』
と、彼女も戻って行った

俺は、ダイバーとしばらく話をして、部屋に戻りシャワーを浴び、寝る前の一服をしようとまたデッキに戻った

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デッキで一人つきを眺めながらゆっくりと煙はく

白い煙が流れていくのを目で追っていると、背後で人の気配が


振り向くと、そこには
















彼女が、、、、、、、、、、、、、、、



















なんて事は無く、OL二人組みが来て、俺の存在を無視するように、月の写真を撮りまくる
まったく感傷に浸る事も出来やしない

ちょっとキレながら部屋に戻ると、彼女の部屋は真っ暗、どうやら寝たらしい

そう簡単に上手いこと、事は進まないもんだ、ドラマのようには上手くいかないね(^^;)



翌朝、目が覚めると綺麗な朝焼けが広がっていた

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朝飯も彼女と一緒のテーブルで食べる

食事が終わり皆部屋に帰る中、俺はボーっとデッキで一人景色を眺めていた

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そろそろ帰り支度でもしましょうかと立ち上がると彼女がやってきた

「これ」

と、紙切れを手渡してくる

「電話番号とアドレスです」
『あっ!!  ありがとう、後でメールするね』
「はい、また機会があったら一緒に食事でも、ね。」
『了解だよ』

それじゃと、彼女は迎えに来たダイビングショップの車に乗り込んでいった




これ以降彼女と会うことは無かった、、、、、、、、、


後日、[今、離島桟橋に居ます、ちょっと会えませんか?]というメールが来たのだが

丁度、この後ベースにした宿の女将さんと話し込んでいて、気が付いたときにはもう彼女は

西表島に行った後だったのだ、、、、、、、、、、

まったく持ってタイミングが悪い男だ、、、、、、、、、、、、


北海道に帰ってからもしばらくメールのやり取りはしていたが、、、、、、、、、、




まあ、あとはみなさんのご想像におまかせします(^^)






てな感じで、彼女との出会いそして別れでした。
(多少脚色はしてますが実話です)


もう少し小説風に書いてみたかったんですが、、、、、上手く書けません(^^;)

文章を書くって大変だな、と、思うkitaでした

では、また(^^)





































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コメント
この記事へのコメント
いや~なんかいいですね~
静岡・・・神奈川・・・まさか!
なんて勝手に想像させていただきました(笑)
やっぱ旅っていいですよね~・・・。
な、なんかため息が・・・。
2008/02/15(金) 19:05 | URL | めろん #-[ 編集]
めろんさんどうも

神奈川に行ったのは違う理由ですよ(^^)
そうだったら良かったんですがね、、、、

旅での出会いは良いもんですよ、老若男女問わず
知り合いが出来るのは嬉しいものです。

この旅の終わりでは、めろんさんとお連れさんにも会えたしね(^^)

また、いつの日か、旅先で会いましょう!!
2008/02/24(日) 12:38 | URL | kita #-[ 編集]
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